2月15日につくば市筑波交流センターによる生涯学習講座「寿大学」が開催されました。
「寿大学」は満65歳以上の方を対象に高齢者の生涯学習の場として開催されている講座です。
この「寿大学」で筑波山地域ジオパーク推進協議会の専門員と筑波山地域認定ジオガイドが案内人となりジオパークを巡る学習会を行いました。
今回は「山の恵みを知ろう!」というテーマで、筑波・鶏足山塊ゾーン(桜川市・笠間市)を訪れました。
筑波山地域には、日本百名山の筑波山から生活に身近な里山まで筑波・鶏足山塊と呼ばれるさまざまな山が広がっています。
そして、古くから「人々の営み」と山の恵みである「石」には強いつながりがあります。
筑波山地域の山々から採掘された石材は、国会議事堂や最高裁判所など日本の近代建築を支えた他、地域の伝統工芸として石燈籠の文化を発達させました。
この「人々の営み」と「山の恵み」の関係を知ってもらうため、地域と石材の歴史を知ることができる施設「石の百年館」や「採石跡地」、実際に石材が使われている「笠間稲荷神社」を訪れました。
案内を通して筑波山地域が「山の恵み」を受けて人々が暮らしていることを知ってもらいました。
今後も地域の生涯学習講座を通して、筑波山地域の魅力を伝え、守る人を育てていきたいと思います。