筑波山地域ジオパークについて

筑波山地域ジオパーク

大地の遺産

 大地の公園といわれるジオパークは、貴重な地形・地質とそれらが作り出す美しい自然景観を見ることができる自然公園です。

 ジオパークを訪れると、「大地の遺産」とも呼ばれる美しい地形や貴重な地質だけでなく、そこで育まれる生物や生態『基本理念』の画像系、歴史や文化、産業といった人々の営みを知ることができます。そしてそれらが密接に関係していることが分かると同時に、この大地の遺産の保護・保全の大切さを実感することができるでしょう。

 普段、何気なく見ていた風景も、ジオパークというフィルターを通して覗くことで、今まで気づかなかった新しい魅力に出会うことができるはずです。あなたも大地の遺産を感じる旅に出かけてみませんか。

 

筑波山地域ジオパーク

 筑波山地域ジオパークは、国内で41番目の日本ジオパークとして、2016年9月に誕生しました。(2016年9月現在、日本国内に日本ジオパークは43地域あり、その内8地域が世界ユネスコジオパークです。)

 茨城県中南部に位置する石岡市・笠間市・つくば市・桜川市・土浦市・かすみがうら市の6市からなるこの地域は、茨城県の約20%の面積に相当し、日本百名山の一つ筑波山、国内第2位の子面積を誇る霞ケ浦や日本最大の平野である関東平野など、日本を代表する大地の遺産を有しています。

 筑波山地域ジオパークは、エリア内が筑波・鶏足(けいそく)山塊ゾーン、霞ヶ浦ゾーン、山と湖をつなぐ平野ゾーンに分けられています。各ゾーンでは、構成する地形・地質の特徴や成り立ち、数億年をかけたダイナミックな大地の変動、数十万年続く地表付近での静かな大地の変化などを感じることができます。

 筑波山地域ジオパーク内には、本地域の地形・地質、特に石・土・水とかかわりの深い人々の歴史・文化・産業が数多く残されています。こうした大地と人とのつながりを楽しく学べるところも、本ジオパークの魅力です。

『3つのゾーン』の画像

 

  • 筑波・鶏足山塊ゾーン

 筑波山をはじめ、筑波・鶏足山塊の山々の地質から、長い年月をかけた海洋プレートの大移動と沈み込みや、地下深部でのマグマの形成まで、数億年前以降のダイナミックな大地の変動の歴史を学ぶことができます。

  • 霞ヶ浦ゾーン

 数十万年前以降の気候変化や海面変化、地殻変動がつくり出した地形・地質の成り立ちを学ぶことができます。また、霞ヶ浦周辺の地層に含まれる化石や、現在霞ヶ浦とその周囲に生息する動植物から、本地域の環境変化に伴う生態系の変化を追跡できます。

  • 山と湖をつなぐ平野ゾーン

 日本最大の平野である関東平野の特徴や成り立ちを学ぶことができます。関東平野を流れる蛇行河川がつくり出す地形・地質のほか、里山・湿地の生態系や水害の歴史など、河川の恵みや猛威、それとともに暮らす人々の営みにも触れることができます。

 

「みんなに愛される地域づくり」を目指します!

 ジオパークは、地質・地形の特徴や成り立ち、関連する生物・生態系や人々の歴史・文化・産業を持続的に学び・守り・活かすための仕組みづくりの場でもあります。筑波山地域を構成する6市は、「みんなに愛される地域づくり」を目指し、このジオパーク事業を進めています。