
和7年度教職員のためのジオパーク学習指導者講座「理科の授業がもっと楽しくなる!茨城県でみられる石は日本を代表する数々の近代建築に使われたすごい石だった!?」を8月4日(月曜日)に実施しました。
この研修会は、受講者が各学校でジオパークを活用した教育を行うことにより、児童生徒が「地域の独自性」、「地域資源の大切さ」に気づき、持続可能な社会をつくるために何をできるのかを考えるきっかけになることをねらいとして開催しました。
研修会では座学と現地研修を実施しました。座学では、茨城県の岩石をテーマに、「茨城県ではどんな岩石が見られる?」「茨城県で見られる岩石はいつ誕生した?」「天然石材遺産に認定された茨城県の岩石は?」「岩石と共に歩んだ茨城県の人々の歴史」についてお話ししました。また、現地研修では「石の百年館」の展示物を活用しながら、「稲田石の成り立ち」「稲田石の特徴」「加工技術」「岩石の恵み」についてお話ししました。
受講者の多くは、昨年度に世界のヘリテージストーン(天然石材遺産) に認定された「筑波山塊の花崗岩」に興味を持っていただき、「授業で紹介していきたい」と言ってくださった先生もいらっしゃいました。
今後も学校教育の推進を通じて、地域資源の素晴らしさを伝え、持続可能な社会の創り手を育んでいく活動をしていきたいと思います。

